コンピュータ技術、制御技術、通信技術、画像技術の発展により、冷凍・空調の自動制御におけるマイコン制御技術の応用がますます一般的になってきました。従来の制御システムをマイクロコンピュータに導入すると、コンピュータの強力な算術演算、論理演算、メモリ機能を最大限に活用し、マイクロコンピュータの命令システムを使用して制御法則に準拠したソフトウェアをコンパイルできます。これらのプログラムをマイコンが実行することにより、データの取得やデータ処理などの制御パラメータの制御・管理が実現される。
コンピュータ制御プロセスは、リアルタイム データ取得、リアルタイム意思決定、リアルタイム制御の 3 つのステップに要約できます。これら 3 つのステップを継続的に繰り返すことにより、システム全体が所定の法則に従って制御および調整されるようになります。同時に、制御変数や機器の動作状態、故障などを監視し、アラームや保護を制限し、履歴データを記録します。
精度、リアルタイム性、信頼性などの制御機能において、コンピュータ制御はアナログ制御を超えていると言えます。さらに重要なことは、コンピュータの導入による管理機能の強化(アラーム管理や履歴記録など)は、アナログコントローラでは対応できないことです。このため、近年冷凍空調の自動制御、特に大型・中型空調システムの自動制御の応用はコンピュータ制御が主流となっている。